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ウッドピタスタッフブログ

2016年2月1日

未曾有の大災害がやってくる~薄れゆく被災の記憶~

みなさん、こんにちは。
ウッドピタ事業本部の塚本です。

阪神・淡路大震災から21年が経過、東日本大震災から間もなく5年が経過します。
1/17に放送された、NHKスペシャル「何が生死を分けるのか」を見ました。
「生と死」に関する膨大なデータの収集と各データを
重ね合わせることで時間の経過とともに新たな教訓が導き出されました。


阪神大震災から21年目の真実で明らかになったことは?

①検死報告書の分析による新たな真実
 地震発生から1時間以内に亡くなった方の死因は、圧死が8%、圧迫死が70%。
 建物の倒壊や家具の下敷きで命を落とされた方は、全体の約9割でしたが、
 これまでは、全て圧死による死亡と理解していました。
 圧迫死とは、建物の倒壊により梁や柱などが胸やお腹にのしかかり、
 呼吸がうまくできず死に至ること。
 時間の経過と共に死亡者数が増えていったとの内容に
 建物の耐震化の必要性が改めて浮き彫りにされた報道でした。

②通電火災
 最近とみに見直されてきた問題ですね。
 今回、地震後の停電から、時間経過と共に順次通電されたエリアが明確になり、
 火災発生時刻の推移のデータと重なりあっていたことが明らかとなりました。

やはり、通電による火災が各地で発生し、発生後の火災による死者も増えていました。
巨大地震発生時に揺れを感じて瞬時にブレーカーのスイッチが切れる
通電火災防止装置「スイッチ断ボール」の普及が急務と警鐘をならしていました。

③自家用車による渋滞で消火・救援活動が遅延
 安否確認の為、自家用車を使い現地に向かうことで、渋滞をさらに引き起こし、
 消防車やレスキュー隊の到着が遅れたことによる死亡者が増加したことも
 問題視されています。
 東日本大震災のテレビ報道でも、東京都内は渋滞、帰宅困難者が道路を歩くことで
 更に渋滞を助長していたことは言うまでもありません。
 このような行動は、我々皆がまだ命のある被災者を死に追いやってしまう現実を
 前もって認識しておかなければならない重要な課題です。


私は今回報道をきっかけに、今までの認識を新たにし、
まだ間に合う様々な「地震への備え」をしておかなければならない。
と改めて痛感させられました。
皆さんも後回しにせず、備えはお早めに!


さて、まだまだ寒いですが、暦の上では春を迎えようとしてします。
先日散歩中に「四季桜」を見つけました。
花を気を付けてみていると、少しずつ、春が近づいているのを感じます。

写真 2016-01-30 9 48 04



ウッドピタスタッフ 塚本
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